若手発表賞について
2017年12月の理論懇シンポジウムにおいて、若手発表賞が創設されました。
規定
- 対象は1年以内に博士学位取得予定の学生による、天文学あるいは宇宙物理学の理論的研究の口頭発表。
受賞の機会は一度に限る。 -> 審査の対象となる発表の機会は一度に限る。(2021年9月の天文学会・物理学会の報告会で承認。)
- 審査は出版論文や博士論文を対象とはせず、口頭発表のプレゼンテーションのみを評価の対象とする。
- 当該シンポジウムのSOCが審査員を務める。
- 受賞者は一人とするが、ふさわしい発表が無い場合は、受賞者無しとする。
- 当該シンポジウムで簡単な授賞式を行い、賞状を授与する。
- 賞金・賞品は与えない。
選考基準
- 発表内容に新たな科学的意義が充分あること。
- 研究の背景・目的・結果・意義・新規性・結果の信頼性を論理的に説明すること。
- 話法や発表の構成に配慮し、聴衆を引き付ける魅力的なものにするよう努めること。
- 他分野の聴衆にも分かりやすく発表すること。
- 結果を誇大に解釈し、誤解を招く表現にしないこと。
- 発表スライドは情報を分かりやすく伝えるために適切に構成すること。
- 講演時間を大幅に超過しないこと。
- 質疑において質問者の意図を正しく汲み取り、明解に回答すること。
歴代受賞者
2022年 大宮 英俊(京都大学)「回転するブラックホール周りにおける自己相互作用するアクシオンの進化」[PDF]
2021年 森脇 可奈(東京大学)「Component extraction from line intensity mapping data」[MP4]
2020年 冨永 遼佑 (名古屋大学) 「ダストの合体成長が駆動する原始惑星系円盤の不安定性」[MP4]
2019年 澤田 涼 (京都大学) 「重力崩壊型超新星の爆発タイムスケールについて 元素合成からの制約」[PDF]
2018年 庄田 宗人 (東京大学) 「太陽風の三次元磁気流体シミュレーション」[PDF]