*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 理論懇ニュース  1999年第3号 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 1999年11月11日 発行: 理論天文学懇談会事務局 内容:先日の総会での報告事項, 選挙のあんない ──────────────────────────────────── 先日の総会で, 事務局を国立天文台の犬塚氏から引き継ぐことになりました, 京都大学理学部物理, 天体核の山田です。一年間宜しくお願い致します。なお, ニュースの発行が総会後1カ月と送れてしまったことをお詫び致します。 ──────────────────────────────────── 理論天文学懇談会総会 ●10月8日(金)12時から13時 ●場所:九州大学 (日本天文学会 1999年秋期年会) ************ 運営委員選挙 ************ 理論天文学懇談会運営委員の選挙を行ないます。運営委員の任期は2年で半数 (5名)が改選されます。非改選委員は以下の5名です。 梅村 雅之, 郷田 直輝, 茂山 俊和, 須藤 靖, 千葉 柾司 また, 会則により二期連続の運営委員となることはできませんので, 上の5名 および今回改選される以下の5名, 合計10名には, 被選挙権はありません。 高原 文郎, 池内 了, 犬塚修一郎, 羽部 朝男, 嶺重 慎 被選挙人名簿を添付して, 一両日中に選挙のお知らせを発送致します。11月30 日(必着)でお送り下さい。 ************************************ 新事務局からのお知らせ(会費の納入) ************************************ 選挙の案内一緒に, 会費納入用の振込用紙をお送り致します。会員専用のWeb ページで会費納入状況をお知らせしていますので, 参考の上2000年度分まで納 入いただきますよう, お願い致します。 **************** 以下, 総会の報告 **************** ************************ 事務局からの報告(犬塚) ************************ ●理論懇ネットで reply コマンドを使用しないようにした。 (完璧ではないので、各自、reply しないように注意してください。) ●理論懇1999年度収支(98/10/12〜99/10/6) 前年度繰越 , (1) , ¥ 608211, 収入(会費) , , ¥ 114710, 郵便局振込 ¥118000-¥70*47 , , ¥ 166000, 手渡し , 収入合計 (2) , ¥ 280710, 支出 , 「日本の理論天文学」作成, ¥ 185225, 99/ 1/ 5 西亮一 , 選挙用紙郵送切手代 , ¥ 16000, 98/11/ 4 , 選挙用紙郵送封筒代 , ¥ 630, 98/11/ 5 , 選挙用紙郵送作業謝金 , ¥ 10000, 98/11/ 5 (佐藤文衛、鈴木健) , , , 振込用紙作成依頼書郵送代, ¥ 350, 99/ 5/12 , 振込用紙(加負担)作成費 , ¥ 600, 99/ 5/17 , 選挙用紙郵送切手代 , ¥ 24000, 99/ 5/12 , 選挙用紙郵送封筒代 , ¥ 630, 99/ 5/21 , 選挙用紙郵送作業謝金 , ¥ 15000, 99/ 5/21 (佐藤文衛、鈴木健、酒井啓介) , 理論懇収録郵送+¥210 , ¥ 48790, 99/ 4/23 田中貴浩 , 謝金(ネットワーク管理) , ¥ 20000, 99/10/ 6 永井智哉 , 支出総計 (3) , ¥ 321225, 繰り越し , (1)+(2)-(3)= , ¥ 567696, ************************ 天文台からの報告(犬塚) ************************ ●理論天文学研究系新教授:富阪氏(現新潟大、1月赴任) ●天文台すばる観測所開所式 9月17日 ●新COE研究員 戸次 氏(from東北大) ●計算センターのレプレイス(新機種要求)問題 詳しくは、和田 氏へ ●「天文学データ解析計算センター ユーザーズ・ミーティング」 開催:2000年1月11日〜12日 @国立天文台解析研究棟大セミナー室 申し込み締め切り:11月30日 ●LMSA計画とALMA計画の連携 9月30日東京にて ************************** 天文台計算センター(和田) ************************** 現在, 天文台の計算機更新作業を進めています。ユーザーズミーティングが仕 様に反映できる最後のチャンスですので, それまでにご意見のある方は和田あ てに直接御連絡下さい。利用者は, 是非ユーザーズミーティングにご出席下さ い。 ****************************************************** 理論懇シンポジウム事務局からの報告(茂山俊和:東大理) ****************************************************** 理論懇総会以降の進ちょく状況も含めて御報告します。御存じのように、下記の要領 で、第12回 理論懇シンポジウム「すばる望遠鏡時代における理論天文学の展望」のお知らせと一 般参加の募集を行い11月1日に締め切りました。参加予定者は招待講演者を含めて100 名程になりました。目下、各セッションの座長の方々が最終プログラム作成を行って いるところです。今月末にはみなさんにシンポジウムのプログラムをお知らせできる と思います。 =================================================================== 第12回 理論懇シンポジウム 「すばる望遠鏡時代における理論天文学の展望」 会場:国立天文台解析研究棟大セミナー室 日時:1999年12月20日午後1時-22日午後5時(予定) SOC: 茂山、千葉(柾司)、中本、森川 LOC: 和田、犬塚、戸谷、千葉(柾司) =================================================================== 参加・一般講演募集のお知らせ (〆切11月1日) ・今回はすばる望遠鏡のfirst lightを受けて、理論天文学の各分野で問題、話題に なっているテーマを洗い出し、「すばる」によってもたらされる理論へのインパクト および「すばる」への期待について議論するという主旨で行いたいと思います。 参加希望者は11月1日(月)までに下に添付した申込書を shigeyama@astron.s.u-tokyo.ac.jp あてに申し込んで下さい。なお宿泊場所は個人で手配をお願いします。 ・さらに、講演およびポスター発表を募集します。希望者は下に添付した参加・講演 /ポスター申込書を shigeyama@astron.s.u-tokyo.ac.jp に送って下さい。時間の都合 上、すべての講演申込の希望はかなわないことをあらかじめお断りしておきます。 ・セッションおよびその内容(内容については未だ検討中のものも含む) 内容については決まり次第お知らせいたします。 *宇宙論セッション(座長:杉之原(東大物理)、土居(東大天文)) 招待講演者と講演題目: 二間瀬 敏史(東北大) 「weak shear mass reconstruction by SUBARU(仮題)」 戸谷 友則(国立天文台) 「遠方の Ia 型超新星による宇宙論パラメータ決定に おける問題点」 山本 一博(広島大) 「光円錐効果と赤方偏移歪みー大規模構造の精密宇宙論に 向けてー」 樽家 篤史(東大) 「Stochastic and Non-linear Galaxy Biasing」 宮崎 聡(国立天文台) 「重力レンズによる宇宙論的研究(仮題)」 比田井 昌英(東海大学) 「HDSを用いた宇宙論的研究(仮題)」 柏川 伸成(国立天文台) 「FOCASを用いた宇宙論的研究(仮題)」 *銀河団セッション(座長:服部(東北大天文)、嶋作(東大天文)) 招待講演者及び講演内容: 岡村 (東大・天文) 銀河団観測に関連づけて「すばる」の性能を紹介し、 「すばる」を用いて行なおうとしている具体的な 銀河団観測について述べる。 児玉 (Durham 大) 銀河団銀河の進化について、現在の理解をレビューし、 あわせて「すばる」に期待する観測を述べる。 須藤 (東大・物理) 多波長での銀河団の統計と宇宙論、銀河団の質量密度 プロファイルのシミュレーション、およびこれらの話題に 関連して「すばる」に期待することを話す。 *銀河中心核セッション(座長:梅村(筑波大物理)、山田(東北大天文)) A.AGN の構造 ・現状のレビュー(25+5分) 岡崎(北海学園大) ・「すばる」への期待 1) AGN inner region を暴く<仮題>(25+5分) 谷口(東北大) 2) 重力レンズを用いたAGN構造の研究<仮題>(15+5分) 米原(京大) B.AGN の母銀河  ・現状のレビュー(25+5分) 山田(東北大)  ・「すばる」への期待 1) Starburst-AGN connection(15+5分) 大須賀(筑波大)  2) High z AGNs (15+5分) 本原顕太郎(京大物理) 一般応募は,基本的にポスターとなりますが,short contribution(10+5分) が2つほど可能です。口頭発表希望者の中からお願いすることを考えています。 *銀河形成セッション(座長:郷田(国立天文台)、太田(京大理)) 内容:銀河形成に関して、レビュー講演と議論を中心に行いますが、    個人の研究発表も募集します。下記の募集要領をお読み下さい。     また、現在のところの、プログラム案は以下の通りです。 1.銀河形成に関わる物理過程についてのレビュー:梅村(筑波大)30分 2.銀河形成モデルと観測との比較について:長島(京大基研)30分 3.銀河の形成と進化に関する観測のレビュー:太田(京大理)40分 (特に、楕円銀河の色等級関係、星形成の活発な銀河の実態、大規模構造などについて) 4.コメント(10分程度) 5.議論(今後の戦略を中心に)(20分〜30分程度) 6.ポスター発表の宣伝(10分程度) 研究発表の募集: 銀河形成に関する研究発表の募集をします。発表希望の方は、 タイトル及び簡単なアブストラクトをSOC代表(茂山)にお送り下さい。 原則として全員、ポスター発表を前提とします。ただし、議論の前に短いコメントを していただく場合もありますが、その選択は、座長にお任せ下さい。 また、その他の方には、議論終了後、短時間ですが、各自のポスター 発表の宣伝をしていただく時間を設けます。 *星・惑星セッション(座長: 犬塚、田村(国立天文台)) ●招待講演者 田村元秀(国立天文台)「初期質量関数の低質量側の分布について(仮)」 大西利和(名大)「分子雲コアから原始星への進化(仮)」 増永 浩彦(宇宙開発事業団)「原始星の形成過程」 小久保英一郎(東大)「惑星形成の標準モデル」 ●このセッションでは、上記招待講演とは別に、Contribution Talk (2、3名の 予定)を募集いたします。希望される方は、11月12日までに、直接、犬塚までご応 募ください。宛先は、inutsuka@th.nao.ac.jp です。 ・プログラム(予定) 12月20日(月) 宇宙論 13:00~17:00 12月21日(火) 銀河団  9:00~12:00 講演 12:00~14:00 ポスター+昼休み 中心核 14:00~17:00 17:00~    総会 18:00~    懇親会 12月22日(水) 銀河形成 9:30~12:00 講演 12:00~14:00 ポスター+昼休み 星・惑星14:00~17:00 **************************** 基研からの報告(冨田:基研) **************************** 1. 助教授公募 人数 1名(横山氏の後任) 分野 相対論的宇宙物理学 締切 1999年10月29日 2. 客員教授 B. J. Carr (Queen Mary College, London University) 期間 : 9月8日 - 12月28日 G.W. Gibbon (Dept. Applied Math. Theor., Cambridge University) 期間 : 2000年1月4日 - 4月30日 (現在、談話会、客員の世話は、中村卓史さんが行っています) 3. 湯川奨学生 研究員 長島雅裕 (阪大理) 期間 : 8月 - 2000年3月末 4. 後期研究計画 基研研究会 「ガンマ線バースト」研究会 (提案者 中村卓史) が開催されます。 期間 : 12月1日 - 3日(3日間) **** 議題 **** ●電子的媒体(ウェブ上など)による各種投票の可能性が議論された。 ★和田氏から, 技術的説明がなされた ★その後, 今回は意見を聞くだけで決定は行なわないが, 自由討議を行なった。 ●事務局の持ち回りについて, 各グループの構成メンバーがかなり変更になっ ているので, ルールに沿って再度見直してはどうかとの意見が出された。 ──────────────────────────────────── 〒606- 8502 京都市左京区北白川追分町 京都大学大学院理学研究科物理学第二教室 (理論天文学懇談会事務局) 山田良透 Tel: 075-753-3844 Fax: 075-753-3886 Email: yamada@scphys.kyoto-u.ac.jp ────────────────────────────────────