\documentstyle[11pt]{jreport} \setlength{\textheight}{25cm} \setlength{\topmargin}{-1.5cm} \setlength{\textwidth}{15cm} \setlength{\oddsidemargin}{0.5cm} %\documentstyle{jreport} %\setlength{\oddsidemargin}{30pt} %\setlength{\evensidemargin}{30pt} %\addtolength{\textwidth}{60pt} %\addtolength{\textheight}{77pt} %\normalbaselineskip=24pt plus 0.1pt minus 0.1pt %\normallineskiplimit=3pt %\def\baselinestretch{1.1} %\def\thefootnote{\fnsymbol{footnote}} \pagestyle{empty} %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \begin{document} \begin{center} \fbox{\LARGE\bf 理論懇ニュース  1994年3号 } \\[0.2in] 発行: 理論天文学懇談会事務局~~~ (京都大学基礎物理学研究所・宇治内)\\ 電話:0774-31-7431~~~~ ファックス:0774-33-6226~~~~\\ e-mail: yokoyama@yisun1.yukawa.kyoto-u.ac.jp \\ 1994年9月9日 \end{center} \[\bigodot\bigoplus\bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus\bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \] %~\hrulefill~ \vglue.1in \begin{center} \fbox{\Large\bf 理論懇総会のお知らせ} \end{center} 北海道大学で開催される秋の天文学会年会期間中の、10月13日(木)12 時より13時まで、理論天文学懇談会の総会を開きます。 会員の方は是非ご出席下さいますようご案内致します。 会場は学会場の第1会議室を予定しています。 \[\bigodot\bigoplus\bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus\bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \] \begin{center} \fbox{\Large\bf 国立天文台委員推薦のための選挙} \end{center}  国立天文台より理論天文学懇談会に、運営協議員会台外委員と理論計算機 共通専門委員の 推薦依頼がありました。 これまで同様に理論天文学懇談会では選挙によって候補者を決定し推薦を 行います。投票規定は以下の通りとします。 \begin{description} \item[1] 運営協議員会台外委員は3名以下、理論計算機共通専門委員 は2名以下の連記で、同封の投票用紙により郵送で投票を行う。 同一人物の名前を複数連記した場合は1票と数える。 ただし、運営協議員会台外委員と理論共通専門委員の両方に同じ 名前がある場合は、これをそれぞれ独立に1票と数える。 \item[2] 候補者は国立天文台外に所属する助手以上の研究者に限られる。 選挙権は理論天文学懇談会の会員に限るが、被選挙権は会員に限らない。 理論天文学懇談会では一人の候補者を3回連続しては推薦しないことを 確認しています。 運営協議会台外委員に関しては、杉本大一郎氏が過去 2回連続して本会からの推薦を受けていますので、今回同氏は同委員選挙 に関しては被選挙権を持たないものと致します。 一方、理論計算機専門委員に関しては、同様の理由で 野本憲一氏は被選挙権を持たないものと致します。 \item[3] 運営協議員会台外委員と理論計算機共通専門委員の選挙 は独立に集計し、 得票の多い方から順位をつけ国立天文台に推薦する。ただし、運営協議員会台外 委員に指名された者は理論共通専門委員としては推薦しない。これは同一の人物が 国立天文台の委員を複数兼務しないようにするための処置で、これについては 運営委員長が具体的に判断する。 \item[4] 投票は郵送とし、締切を1994年9月26日(月)必着と する。郵送先は、〒305 つくば市天王台1-1-1 筑波大学物理学系 梅村雅之 あてとする。同封の返送用封筒を御利用下さい。 \end{description} \parindent 0.0 pt なお、運営協議会の役割は、国立天文台の 教授を始めとする人事を決定し、さまざまな共同研究計画 に関する事項や天文台の運営に関わる重要事項について 台長の諮問応じることです。 国立天文台の規定により、運営協議員会台外委員の決定は 台長が分野・地域性等を考慮して調整することがあります。 必ずしも理論懇の推薦だけでは決まらないことをご承知おき下さい。\\ 今回の選挙に当たって以下のような推薦が事務局に届いています。\\ *****************************************\\ 次期国立天文台運営協議会委員に、大阪大学理学部の池内 了氏を推薦したいと 思います。池内氏は、その業績や経験からいっても運営協議会委員として非常に ふさわしい方と考えます。よろしく、お願いいたします。 \begin{flushright} 大阪大学理学部宇宙地球科学科\\ 郷田 直輝\\ \end{flushright} *****************************************\\ \[\bigodot\bigoplus\bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus\bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \] \begin{center} \fbox{\Large\bf 第7回理論懇シンポジウム『理論天文学の最前線』の御案内} \end{center} %\renewcommand{\thefootnote}{\fnsymbol{footnote}} \begin{flushleft} 表記研究会を {\bf\large 1994 年 12 月 20 日 (火)〜 12 月 22 日 (木)} の日程で以下の要領で開催致します。 \end{flushleft} \begin{description} \item{場所:} 国立天文台 講義室 \item{形式:}口頭発表は全て招待講演者によるレビュー講演とします。その他の contribution は Poster 発表とします。 Poster 発表の希望者は各々、下記の要領で 吉岡\footnote{住所: 〒135 東京都江東区越中島2--1--6~ 東京商船大学物理教室~~~FAX: 03--5245--7339}まで連絡して下さい。 \item{旅費:}参加者への旅費の援助を行ないます。参加者は全員10月30日ま でに吉岡まで以下の項目に記入してお送り下さい。 \end{description} \fbox{ \begin{minipage}[b]{\hsize} ~\\ 氏名 : \\ 所属 :\\ 住所 :\\ E-mail アドレス :\\ ポスター発表を希望する場合はそのタイトル :\\~\\ 出席を予定している日(に丸してください。): 12月~~20日~・~21日~・~22日 \\ 旅費援助の希望の有無: 交通費 (有・無)~~~~宿泊費 (有・無)\\~ \end{minipage} } \newpage \begin{description} \item{集録原稿:} 集録の原稿〆切は12月20日このシンポジウム当日までと致し ます。それまでに原稿を茂山宛 e-mail でお送り下さい。可能な限り Postscript でお送り下さい。当日、floppy disk でも受け付けます。分量は \item{~~~~~~~~~~}レビュー; 4ページ(A4) \item{~~~~~~~~~~}ポスター; 2ページ(A4) \end{description} とします。形式は自由です。 \begin{flushleft} {\bf\large プログラム:} \end{flushleft} \begin{tabular}{lll} {\bf\large 12月20日(火)}& & \\ ~~~~~~~~~~時 & 題目 & 座長 \\ 13:00〜15:00& MACHO と変光星 & 中村(京大基研) \\ 15:30〜17:00& 楕円銀河の化学進化& 有本(東大理) \\ \\ {\bf\large 12月21日(水)}& & \\ ~~~~~~~~~~時 & 題目 & 座長 \\ 10:00〜12:00& 超新星爆発のメカニズム& 茂山(東大理) \\ 13:00〜14:00& 宇宙構造形成\footnotemark[2] & 須藤(東大理)\\ 14:00〜15:00& ポスターセッション& \\ 15:00〜16:00& 並列計算機 & 大原(新潟大理) \\ 16:00〜17:00& 理論懇総会 & \\ 18:00〜~~~~~~~~~~& 懇親会 & \\ \\ {\bf\large 12月22日(木)} & & \\ ~~~~~~~~~~時 & 題目 & 座長 \\ 10:00〜12:00& 銀河中心ブラックホールとAGN & 戎崎(東大教養) \\ 13:00〜14:30& 惑星系形成 & 中沢(東工大応物) \\ 14:30〜16:00& Quantum Cosmology & 佐々木(京大理) \end{tabular} \vspace{4em} \hspace*{7cm}\begin{minipage}[t]{10cm} 理論懇談会シンポジウム組織委員 \\ 梶野敏貴(国立天文台)kajino@ferio.mtk.nao.ac.jp \\ 戎崎俊一(東大教養)ebisu@chianti.c.u-tokyo.ac.jp \\ 吉岡 諭 (東商大物理)yoshioka@phys.tosho-u.ac.jp \\ 茂山俊和(東大理)shigeyama@astron.s.u-tokyo.ac.jp \end{minipage} \footnotetext[2]{パネルディスカッション} \newpage \[\bigodot\bigoplus\bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus\bigodot\bigoplus \bigodot\bigoplus \] \begin{center} \fbox{\Large\bf 天文学会年会に関する理論天文学懇談会アンケート結果} \end{center} 以前にお願いしました年会に関する理論天文学懇談会アンケートの結果を報告致 します。 回答者総数101名中 \begin{flushright} 講演者の希望する発表形態(口頭・ポスター)をそのまま認めるべきである : 65 学会全体の方針の下に希望発表形態が変更される可能性を認めるべきである : 28 どちらとも言えない~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ :~ 8 \end{flushright} %\vspace{.2cm} という数字になりました。天文学会が行なったアンケート結果については学会 の担当者から報告があると思いますのでそれに関する結果はここに記しません が、理論懇メンバーは一番目の選択肢に対する希望がかなり高いようです(た だし、今回のアンケートには、研究機関によって理論懇メンバー以外の天文学 会員の意見も含まれている場合もあります)。 また、学会講演の方法についての具体的な意見としてよせられたものをすべて 列挙します。 \begin{itemize} \item 年2回の年会をまったく同様の形式で行なう必要はないという、この間の 年会総会での半田氏の意見に賛成です。具体的には、 %\begin{enumerate} (1) 8、9月に大学で、できるだけパラレルセッションの数を減らした、 short presentation + poster session(今回の形式に近いもの)の形式で行 ない、多くの人の研究を知る、多くの人に自分の研究を知ってもらう機会とす る。 具体的な選択肢としては\\ A)口頭発表のみ B)ポスターのみ C)口頭+ポスター\\ の3つで、口頭発表時間はA,Cで同じにする(具体的に何分になるかは 申し込みを受ける時点では概算とし、後で希望者の数によって変更される 可能性があることを明らかにしておく。さらに、時間が確定したあとで A $\longrightarrow$ C の変更はできれば認めるべき)。 A,B,Cのカテゴリーは 申込者の希望どおりとし、学会側で勝手に変更しない。 (2) 2、3月に大学で、分科会形式で行なう。通常2、3月に集中していた 従来の各種研究会が年会の分科会として機能する。1週間以内の期間にいくつ もの研究会が並行に行なわれ、発表形態、日数はそれぞれの分科会にまかせる が、できるだけひとり当たりの発表時間を多くとれるようにする。例えて言う なら、IAUのGeneral Assemblyのような形式。 %\end{enumerate} \item 年会の捕え方が人によりまちまちで、合意が得られない以上、発表形態を 変更する可能性を認めてしまうのは、時期尚早のような気がします。といって、 今のままで、どんどん発表時間が短くなるのは好ましくないですし、、、。 \item 年会の時期を、大学がやすみの時期にずらしパラレルに5個程度のセッショ ンを開くようにすれば、かなり問題を軽減できると思います。(問題の先送り かもしれませんが) \item ポスターセッションでも、かなり有意義な議論が出来ることを、春の年会 で, 私は、感じました。学振などでの評価の問題はありますが、ポスターの発 表の利点を認識して、そちらの数を増やすような、努力を学会はするべきでは ないでしょうか。 \item 具体的な意見ではありませんが、学会の方針によって希望通りいかないこ とが起こり得ることを認めるのは、現在の状況ではしかたないと思います。そ れでも、招待講演を口頭発表とし、一般講演をポスターにする方法(アメリカ 天文学会の6月の年会のテーマ付きのセッションでとられている)は、私は好 ましくないと思います。一般講演を、出来るなら希望通りの形態で発表できる 方が良いと思います。(昨年までのように、圧倒的に口頭発表に集中せざるを 得なかった理由[ポスターの地位が低くて、空間的にも時間的にも虐げられて いた]もありますから。) \item 選択が行われる場合は、学位論文や若手には多少の優先権を与えて、座長 によるセレクションが良いのではないかと思っています。 \item 特別会員の激増(確かすでに1000名以上)を考慮すると、基本的にセッショ ン数の増加、1講演時間の減少(5分程度まで)で対処する必要に迫られてい る。 \item 口頭を学会のしかるべき組織の判断により、ポスターへ変更もやむ を得ないことだと思う。この際、若手優先とか、ある分野優先とか学会の度毎 に特 徴を出すと良い。 \item 例えば、春・秋で口頭・ポスターを分野別に決めてしまう(春は・・・が 口頭、他はポスター)ような方法もありうると思います。あるいはもう少し穏 やかに、基本的に口頭発表を優先する分野を指定するということも考えられま す。 \item パラレルセッション数を増やす。 \item 講演時間の多様化: 5分、10分、15分など、複数提示しておいて選 択できるようにする。研究の完成度の違う研究に一律同じ時間配分をする必 要はないと思われる。 \item 口頭発表が短くて充分な発表ができないという人のために、口頭発表と 同時にポスター発表も認め、つっこんだ議論はそちらでやってもらうという案 は結構良いと思います。 \item 特に議論はありませんでしたが``学会員は均等に発表する権利がある” という意見が大勢を占めました。個人的には同様の意見ですが、須藤さんがお しゃるようにこのような問題を議論しても収集がつくはずがないと思うので、 結局のところ多数決で決めるのが良いと思います。 \item 従来の会期より春休みなど、講義と重ならない日程が望ましい。 \item 広く研究を宣伝することと深く議論することを両立させ、かつ 発表の 機会を公平にする観点から全て 「ショートプレゼンテーション+ポスター」 (本人の希望でどちらかのみも可) とするのが良いと思います。 (もっと も、現時点ではメリットデメリットを考えるとなかなか良い方法が 浮かびま せん。何かideaを聞いたらまた考えるかもしれません。) \item パラレルセッションの数を増やしてもよいと思います。 \end{itemize} さて、7月の実行委員会では必ずしもこの理論懇のアンケート結果を十分反映 した結論になったとは思えませんが(当然ですが、天文学会が行なったアンケー ト結果をより重視したと言う意味)、このアンケートの結果もそれに至る議論 の過程においては意味をもったものと理解しています。また実行委員会での結 論は常にrigidというよりflexibleなもので、問題がでてくればいつでも改善 する方針であるそうですから、今後も皆さんの希望を主張され続けること が重要だと思います。御協力を頂いた方々にこの場を借りて感謝させて頂きま す。 \begin{flushright} 須藤 靖(天文学会年会実行委員) \end{flushright} \end{document}