*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 理論懇ニュース　２０１０年　第2号 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* ２０１０年９月２５日 発行：　理論天文学宇宙物理学懇談会事務局 内容：　理論懇活動報告＠2010年秋季物理学会、天文学会 物理学会 日時：　２０１０年９月 場所：　九州工業大学戸畑キャンパス（福岡県北九州市） 天文学会 日時：　２０１０年９月 場所：金沢大学角間キャンパス（石川県金沢市） ------------------------------ 内容 議題： １、運営委員会報告 ２、国立天文台報告 ３、基研報告 ４、夏の学校事務局長（富田）より、援助を受けての報告 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ １、運営委員会報告 〇2010年度理論懇シンポジウム「林忠四郎先生と天文学・宇宙物理学」 [場所]:　京都大学基礎物理学研究所・湯川記念館・パラソニックホール [日程]:　２０１０年１２月２０日（月）〜２２日（水） [主催]: 京都大学基礎物理学研究所、国立天文台 [SOC]:　柴田　大、田中　貴浩、佐々木　節、白水　徹也、大向　一行(京大) 観山　正見、郷田　直輝（国立天文台）和田　桂一(鹿児島大) 佐藤　文隆(京大名誉教授)、杉本　大一郎(東大名誉教授) [LOC]: 柴田　大、田中　貴浩、諏訪　雄大、平松　尚志(京大基研) 〇H22年度国立天文台各種委員 理論懇からの推薦選挙に基づいて以下のように決定されました。 （投票率が低すぎる！投票者数　48名　　名簿記載　３８５名） 国立天文台運営会議：　　杉山直、嶺重慎、同点：梅村雅之、犬塚修一郎 研究計画委員会：　井岡邦仁、和田桂一（次点　戸谷友則） 研究交流委員会：　大向一行、和田桂一 （次点　白水徹也、柴田大、犬塚修一郎） 理論専門委員会：　柴田大、犬塚修一郎、和田桂一、同点：梅村雅之、松元亮治 （次点　井岡邦仁、大向一行）（次次点　鈴木建） 〇理論懇事務局からの報告 〇本年度会計　2009年10月1日〜2010年9月5日 　　　　　　　　　　　収入　　 2,941,114円(繰越金) 　　　　　　　　　　　　　　　 + 102,720円(会費前半) 　　+　　 52,680円(会費後半) 　　　　　　　　　　　支出 −　　　5,999円(文書、交通費) 　　　　　　　　　　　　 　　−　　70,760円(理論懇シンポバイト) 　 −　　60,315円(電子投票システム管理) − 100,140円(夏の学校への援助) − 35,630円(研究室紹介作成) 　　　　　　　　　　　計　 　＝ 2,823,670円(残高〜次年度へ繰り越し) 　　＝2,742,374円(口座)＋81,296円(現金) 〇2010年4月、前年度までの会費滞納のため 55名の方が退会されました。 〇理論懇財政について （現在、年会費減額を検討中） 各年度の予算規模〜30万円前後に対し、現在の口座残高300万円 総支出は以前は30万円程度であったが近年縮小傾向にあり2008年以降15万円/年以下で推移している。（オンライン化による恩恵と推察される） 会費収入は、だいたい30万円弱/年で推移している。 ⇒　というのが、前回の報告 ⇒　今年は、会費収入＜支出だったので、若干、繰越金が減った。 ⇒　それでも、270万円もの繰り越し金がある 年会費を半額程度にするかどうかは、まだ議論中（時期、運営委員会に持ち越し？） 残額の使途について、引き続き、アイデア募集 〇その他 次期事務局は新潟大学物理学科です。 事務局のローテーションについて若干の変更があります。 →理論懇のホームページをご覧ください。 ２、国立天文台報告（牧野） 〇異動等 転出 天文台研究員（競争資金等）　町田正博 学振研究員　井上剛志（青山学院大学　助教） 採用 助教　町田正博（天文台研究員（競争資金等）） 天文台研究員　祖谷　元（Aristotle University of Thessaloniki） 〇天文台内の動き ALMA 棟完成 -> 理論/CfCA の研究員部屋が中央棟北に発生 岡山、すばる、天文データセンター： プロジェクト長・センター長　未定 〇客員、共同利用等 客員研究員・外国人客員研究員： 募集中　9月末日締切 外国人客員は日本人で外国にポストがある人も利用可能 後期申請：選考中 学際共同利用： KEK、天文台、筑波のスパコンを利用可能 採用：7件 CfCA-UM： 2010年1月11、12日（予定） 〇戦略プログラム ・採択された ・ 交付申請を出したところ ・ 「高性能汎用計算機高度利用事業費補助金」という新制度になった関係上、機関間でどうやって予算配分できるかまだ不透明 ・ 今年度の予算は 6000万前後(分野5全体で) ・ 来年度の予算は5億を超えないどこか(概算要求はグランドチャレンジ+戦略プログラムで35億) ・ 何にどうお金を使えるかは依然不透明 ３．基研からの報告（柴田、田中） 〇理論懇シンポジウムについてサーキュラーを添付しました。 ご覧ください。 〇人事 　所員 ＜着任＞ 高山史宏 　（素粒子、准教授）研究員より 板垣直之 （原子核、准教授） 東京大学大学院理学系研＜異動予定＞ 福嶋健二 （原子核・特定准教授）慶應義塾大学理工学部准教授へ 　外国人客員教授 2010年10月1日〜12月31日Loriano Bonora （Theoretical Physics, SISSA：素粒子) 2010年10月1日〜12月31日Serguei A. Brazovski（Lab. de Phys. Theor. et Statistiques,Centre National de Recherche：物性) 2011年度予定 Grzegorz Szamel (Department of Chemistry, Colorado University：物性） Philippe de Forcrand（Institute for Theoretical Physics, ETH Zurich：原子核) Valeri P. Frolov （Univesity of Alberta, Edmonton, Canada.：宇宙） Barton Zwiebach （Center for Theoretical Physics, MIT：素粒子) 〇滞在型プログラム特別教育研究経費（拠点形成）継続 「クォーク・ハドロン科学の理論研究の新たな展開を目指す国際共同研究プログラム」 クォーク・ハドロン科学の分野及びストリング理論から物性、宇宙論に わたる周辺の学際的研究テーマについて、世界中の研究者が参加する長期滞在型国際共同研究プログラムを組織し推進 　１．アドバイザーとして特任教授：矢崎　紘一氏 　２．2010年度国際滞在型研究会、2件終了 　３．国際モレキュール型プログラム、10月末締め切りで追加公募予定 　４．ホームページ　http://www2.yukawa.kyoto-.ac.jp/~yipqs/index.html 　５．2010年度より共同利用運営委員会で提案審議 　６．2012年度以降の次期滞在型プログラムの概算要求を準備中 2011年度 “Dynamics and correlations in exotic nuclei 2011.9.20 〜10.28 　組織委員長：延与佳子（京大理）、松尾正之（新潟大理） YKIS2011“ Frontier Issues in Physics of Exotic Nuclei ”（2011.10.11〜15） と連動して開催 “ Novel Quantum States in Condensed Matter : Correlation, Frustration and Topology ” 2011.11.7〜12.9 　組織委員長：川上則雄（京大理） 〇国際モレキュールプログラム　コアとなる外国人を２週間以上招聘し、グループディスカッションを行うプログラム “ Exotic from heavy ion collisions” 　2010.5.17−5.30 コアメンバー：　Su Houng Lee(Yonsei Univ.,YITP)Che-Ming Ko （Texas A&M Univ.）、大西　明 数値シミュレーションによる最高エネルギー宇宙線起源の解明　2010.12.7−12.20 コアメンバー：　Denis Allard （Laboratoire Astroparticules et Cosmologie）長滝重博 現滞在型プログラムの事業まとめのシンポ “ Perspectives in Theoretical Physics- From Quark-Hadron Sciences to Unification of Theoretical Physics -”2012.2.6〜2.8 〇2010年度研究計画（一般共同利用・9月以降開催） 9/21-25　　第20回一般相対論と重力国際会議 9/27-10/1 離散的手法による場と時空のダイナミクス 9月 　　大振幅集団運動の微視的理論 10/11-14 International and Interdisciplinary Workshop on Novel Phenomena: From Non-living to Living Complex Systems 10/18-22 String Field Theory and Related Aspects 10/27-29 New Development of Numerical Simulations in Low-Dimensional Quantum Systems : From Density Matrix Renormalization Group to Tensor Network Formulations 11/4-6　 量子科学における双対性とスケール 11/18-20 非平衡系の物理　-非平衡ゆらぎと集団挙動- 2011/3/7-11　素粒子物理学の進展 ------------------------------------------------------- （2011年度） 2011/10/15-16　京都大学国際フォーラム　Towards a Century of New Synthesis 追加 7/26-30　2010 International School on Numerical Relativity and Gravitational Waves 9/3-6 生物物理若手の会　夏の学校 11/24-26 Recent Progress in Physics of Dissipative Particles - From fine　powders to macroscopic behaviors of granular particles - 12/20-22 第23回理論天文学宇宙物理学懇談会シンポジウム 2011/3/11-17 Electroweak Symmetry Breaking ------------------------------------------------------- （2011年度） 2011/5月 FIRST STARS IV: Advances in the Last Half Century andFuture 〇グローバルCOE 京都大学グローバルCOEプログラム「普遍性と創発性から紡ぐ次世代物理学-フロンティア開拓のた めの自立的人材養成-」（拠点リーダー　川合　光 理学研究科 教授）を理学研究科などとともに事業展開中。 ・人事公募 特定准教授、研究員 ・人材育成 BIEP（双方向滞在型国際交流プログラム　TRA（Teaching-Research Assistant）制度 ・最先端領域と融合領域で研究プログラムを推進・発展、特別研究ユニットによって新分野を開拓 ・外国人招聘、国際会議 ・国内ビジター制度 〇計算機更新 西日本最速コンピューター導入 今年7月、日立製作所「SR16000モデルXM1」が落札された（9月8日に新聞報道他）。 2011年1月4日稼働予定。 理論ピーク性能　90.3TFlops（導入時で西日本最速）、108ノード、総コア数343456 ノード間通信速度　4GB×2 (双方向通信) １ノードあたりメモリ128GB、トータル13.8TB ディスク容量115.6TB 現在のマシン（SX8、Altix）は10月末に停止 データの読みとりは可能、書き込み許可については検討中 メールサーバ、数式処理サーバ、可視化サーバ等は１日程度の停止を除いては、サービスを継続 ユーザーアカウントは継続、キュー構成等は検討中 原則として無償で全国共同利用計算機として提供であるが、電気代が年間2000-3000万円かかると推定されるので、慎重な運用が必要。 ４．夏の学校事務局長（富田）より、援助を受けての報告 報告に使用されたファイルを添付しました。 以上、 理論懇事務局：椎野　克