*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 理論懇ニュース  2006年第1号 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 2006年1月10日 発行: 理論天文学懇談会事務局 内容: 理論懇シンポジウムでの理論懇総会の議事要録 日時: 2005年12月26日(月) 17:29--18:30 場所: 京都大学基礎物理学研究所 講堂 議題: 1. 理論懇事務局からの報告 2. 基研・天文台からの報告 3. 国立天文台各種委員会委員の推薦 4. 物理学会若手賞について 5. 来年の理論懇シンポジウムについて 6. 理論懇新名称について -------------------------------------------------------------------- 1. 理論懇事務局からの報告  ●事務局の引継ぎ   2005年10月1日付けで、事務局が長滝重博氏(基研)から 樽家篤史氏(東大)へ引き継がれた。   ●運営委員選挙   12月5日?12月10日に、電子投票による運営委員選挙が行われ、    井岡邦仁氏(京大)、 白水徹也氏(東工大)、 高田昌広氏(東北大)、 田中貴浩氏(京大)、 山田章一氏(早稲田大) の5名が選出された。任期が2006年12月までの非改選委員は釜谷秀幸 (京大)、樽家 篤史(東大)、藤田裕(阪大)、吉田 直紀(名大)、渡辺一也(新潟大)。 互選で委員長は藤田氏に決定、委員長の指名により副委員長は田中氏に決定した。  ●会計報告   理論懇シンポ関係として、旅費補助、及び、シンポジウム手伝いとして、 39,000円の支出の要求が理論懇シンポ事務局からあり、承認された。また、事務 局より電子投票システム整備代として25,000円の要求があり認められた。 12月26日時点での状況をまとめると、以下の通り。 収入 引き継ぎ時点での残高: 970,676円 会費納入(12/24までの分): 55,000円 支出 理論懇シンポ関係: 39,000円 電子投票システム整備代: 25,000円 --------------------------------------- 総残高: 961,676円 なお、理論懇シンポの期間に(12/25?27)、会費納入の受け付け を行ったところ、47名から計294,000円の会費の納入があった。  ●物理学会関係   宇宙線・宇宙物理領域運営委員(任期:2006年9月?2008年8月)の推薦   理論懇運営委員会で、柴田 大氏(東大)を推薦することで、全会一致した。  (現運営委員は、山田章一氏と白水徹也氏で、柴田氏は白水氏の後任となる。) 2. 基研・天文台からの報告 ●基研からの報告  研究員公募 非常勤研究員(若干名)を公募中。締め切りは1月31日。 研究会・国際会議 学問の系譜?アインシュタインから湯川・朝永へ? (2005年11月 7-8 日) 6th Solar B Science Meeting (2005年11月 8-11日) ミクロからマクロ、マクロからミクロへ (2005年11月16-18日) ?秩序形成、精密計算への理論的アプローチ?  西宮湯川シンポについて    これまで、西宮市の財政的支援の下におこなわれてきた西宮湯川シンポジウム であるが、今後は基礎物理学研究所が財政的にサポートすることにより継続さ れることになった。 運営関係 運営委員会、共同利用委員会がそれぞれ、1月26日、27日に開催予定。 その他 計算機新システムが12月28日より稼働。 ●天文台からの報告   転出      観山正見教授(理論) 台長に (4月より)    杉山直 教授(理論) 名古屋大へ転出(4月より) 教授1名を選考中    研究員公募    上級研究員1名(12月26日締切)の応募があった    研究員(一般枠、プロジェクト枠)若干名、1月11日締切を応募受付中。 組織の変更    現在の天文学データ解析計算センターをデータ解析部門と大型計算機部門に 分割、大型計算機部門をプロジェクト化して、理論研究部に統合する方向で、 現在議論中。 3. 国立天文台各種委員会委員の推薦 推薦が求められる委員(名前は現委員): 運営会議台外メンバー:3名推薦 (現在) 藤本正行氏(北大)、佐藤勝彦氏(東大) 研究計画委員会台外委員:2名推薦 (現在) 佐藤勝彦氏(東大)、柴田一成氏(京大) 研究交流委員会台外委員:2名推薦 (現在) 犬塚修一郎氏(京大)、千葉柾司氏(東北大)、嶺重慎氏(京大) 理論・計算機専門委員会台外委員:2名推薦  (現在) 梅村雅之氏(筑波大)、柴田大氏(東大)、松元亮治氏(千葉大)、 横山央明氏(東大) 理論懇からの推薦者は、1月末までに海部天文台長に報告する必要があり、 1月中に、Web投票にて推薦者を選出する予定。 4. 物理学会若手賞について   若手研究者の優れた研究を評価し、奨励することを目的とした賞と思われ、   新規発足が急がれている。約50名/1年、宇宙物理理論からは1名出せる見込   みである。(分野別人数は学会講演数に比例することになりそう)  内規(添付の付記参照)について議論があり、修正後賛成多数で可決された。 5. 来年の理論懇シンポについて ● 基本的な考え方   予算獲得を第一に追及しない。(簡素化として、集録は電子集録のみ)   理論懇会員の発表を多くする。   理論懇会員が少ない機関にもお願いできる。 ● 候補地・仮タイトル 立教大学(柴崎氏、須佐氏、原田氏)がLOCを引き受けることになった。   タイトル「理論宇宙物理学の進展」(仮)   SOCには樽家氏(東大)、井岡氏(京大)、大向氏(天文台)等の名前が挙がった。 6. 理論懇新名称について   経過の説明の後に議論がおこなわれた。   議論の結果、運営委員会が案を作り、それについて会員が可否投票することと なった。投票は1月中に、天文台各種委員会委員の推薦に併せて、web投票にて 行う予定。 以上 =============== 付記 =================== 物理学会若手賞受賞候補者の推薦に関する理論懇内規(案) 平成17年12月27日  ここに日本物理学会若手賞受賞候補者の推薦に関する理論懇内規を記す。 【推薦を受けるものの資格】    ・授賞式の年の4月1日現在で35歳以下、或いは学位取得後7年以内の者     で、理論宇宙物理学の発展に重要な寄与を与える研究をおこなったと認め     られる者。特に物理学会員に限定しない。    ・尚、受賞者は受賞年度の年次大会(春の物理学会)において招待講演をおこ     なうことになるので、大会に出席可能であること。 【選考について】  1.自薦、或いは他薦で募集。募集締め切りは6月末。提出書類は     題目・履歴書・推薦理由・論文リスト(主要論文3点に印をつける)         書式は自由。宛先は選考委員長とする。          2. 初回は理論懇運営委員会で協議し物理学会員から選考委員4名を決定し選考    を依頼する。4名の選考委員の互選により選考委員長を決定。第2回から は、    毎年半数を改選。選考委員会は次期選考委員候補者2名を挙げ、理論懇運営    委員会に確認後決定する。すなわち、選考委員の任期は2年(初回選考委員の    うち2名は任期1年)。但し、2期連続選出は禁止とする。また、選考委員名    簿は公開とする。  3.選考委員会は審議を行い理論懇枠受賞候補者1名を決定し、理論懇運営委員    長に報告する。  4.理論懇運営委員長は結果を領域委員会に報告する。  覚書:・第2回目以降のスケジュール目安      4月末に選考委員を指名、メール等にて公募を広く周知させる。      6月末に締切。選考委員会議を開催。9月末には決定。正式決定は      物理学会理事会の承認後。     ・選考委員会議に要する費用は委員個人の財源で負担。必要に応じて理論      懇に補助を申請。   ・選考の項目2において、選考委員候補者に偏り等がある場合に、   理論懇運営委員会は選考委員会に再考を求めることができる。     ・推薦を受けるものが物理学会員でない場合には会員となることを強く      薦める。     ・特別な理由がない限り受賞者の年次大会での招待講演は義務とする。     ・受賞者は希望により大会参加の旅費補助を理論懇から受けることが      できる。