*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 理論懇ニュース  2005年第2号 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 2005年5月16日 発行: 理論天文学懇談会事務局 内容:天文学会2005年春期年会に於ける総会の議事要録 ------------------------------------------------------------ 理論懇運営委員会が天文学会春季年会(明星大学)の折(3月28日昼休 み)に開催されました。また、翌日(3月29日昼休み)に理論懇総会が もたれました。理論懇総会では、以下のことが話し合われ、決定 されました。 ------------------------------------------------------------ 天文学会2005年春季年会 理論天文学懇談会総会 議事要録 日時 2005年3月29日(火) 12:00 - 13:00 場所 明星大学日野キャンパス23号館E会場 議題 1. 国立天文台からの報告 2. 基礎物理学研究所からの報告 3. 理論懇シンポジウム 4. 理論懇名称のアンケート 5. 会則適用の詳細について 1. 国立天文台からの報告 ○人事関係 <採用>  研究員  理論(一般)井上 進 (MPK)              坂本 和 (野辺山)              細川隆史 (京大)         (科研) 西合一矢 (天文台)              斎藤貴之 (天文台)              長沢真樹子(UCO/Lick)                       計算セ    出田 誠  (天文台) 研究支援員       理論(科研)  山田雅子(阪大)  計算セ      荒木田英禎(天文台)          <選考中>   理論 上級研究員(5年後に審査) 1名 <異動> 石津尚喜 (計算セ研究員) => 京都大研究員 ○カードキー導入 3月から、カードキーが導入されました。 時間外(平日7時半ー21時以外)にはキーがないと建物に 入れないので注意してください。 2. 基礎物理学研究所からの報告 A.所員人事  所長選挙結果 九後太一(再選、任期 2005年4月1日〜2007年3月31日) 着任予定(1月運営委員会及び協議員会にて承認)     延與佳子(高エネルギー加速器研究機構助手より) 2005年4月1日〜 (原子核:助教授)     慈道大介(ミュンヘン工科大学フンボルト財団研究員より) 2005年4月1日〜 (原子核:助手) B.外国人客員教授  2005年7月1日〜9月30日(予定) Andrei Linde (Stanford University, Professor:宇宙) C.非常勤研究員   鵜沢 報仁(宇宙) 2004年4月1日〜2005年3月31日 D. 21世紀COE非常勤研究員 ウェイドネイラー(宇宙) 2004年7月16日〜2005年3月31日 森澤 理之(宇宙) 2004年8月1日 〜2005年3月31日 E. 非常勤講師 白水 徹也(宇宙) 2005年 1月 1日〜2005年3月31日 F. 21世紀COE「物理学の多様性と普遍性」   国際・国内研究会、外国人招聘、COE研究員採用のほか、 国内ビジター制度を実施中   第2回 市民講座「宇宙と物質の神秘に迫る 〜物理科学最前線〜」   2004年11月7日(日) 13時〜17時、京都大学百周年時計台記念館大ホール   シンポジウム「物理学の普遍性と多様性 −相転移の物理−」   2005年2月14日 (月)10:00〜17:00、同記念館2階国際交流ホール   公開講演会「相転移とはなんだろう?−宇宙・物質のなりたち−」   2005年2月15日(火)13:30〜、同記念館大ホール G. Yukawa International Seminar   YKIS2005(組織委員長:佐々木節)   The Next Chapter in Einstein’s Legacy (宇宙)    2005年6月27日〜7月1日、7月4日〜7月29日   国際会議、滞在型ワークショップ@基研   (7月2日にProf.Lindeなどを講演者として市民講演会開催予定)  →もともと国際会議のみ計画されていたが、概算要求を行っている 「理論物理学滞在型国際共同研究拠点の形成」実施に向けた足掛かりと するべく、特別教育研究経費を措置して引き続き滞在型でセミナーや ワークショップを備えた企画を実施することになった。 H. 2005年前期研究計画 第35回天文・天体物理若手の会夏の学校 8月 巨大バイナリ−ブラックホールの形成と進化 9月 ※ 2005年度研究計画には、法人化前の「員等旅費」の額に相当する予算額   に加え、特別教育研究経費からも予算を追加する措置を行うことになった。 ※ 2005年の世界物理年にちなみ、基研では現在企画募集を行っている。 I. 基研の運営について 2005年1月21日、22日 第131回研究部員会議、第140回運営委員会開催。 研究部員会議は現研究部員の任期が終了する2005年3月31日に廃止、 2005年4月1日から新運営体制(運営委員会+共同利用委員会)がスタート。 共同利用委員選出(任期 2005年4月1日〜2006年12月31日) 素核 宗 博人 (新潟大・理・助教授) 井沢 健一 (東大院・理・助手) 石川 健一 (広大院・理・講師) 福間 将文 (京大院・理・助教授) 萩野 浩一 (東北大院・理・助教授) 清水 良文 (九大・理学研究院・助教授) 物性 本田 勝也 (信州大・理・教授) 三宅 和正 (阪大院・基礎工・教授) 赤井 久純 (阪大院・理・教授) 川村  光 (阪大院・理・教授) 宇宙 田中 貴浩 (京大院・理・助教授) 犬塚 修一郎 (京大院・理・助教授) 基研(所内研究部員が2005年7月31日まで継続) 國友  浩(助教授、素粒子) 佐々木 隆(助教授、素粒子) 野尻美保子(助教授、素粒子) 村瀬 雅俊(助教授、物性) 笹倉 直樹(助教授、素粒子) 大野木哲也(助教授、素粒子) 戸塚 圭介(助教授、物性) 運営委員選出(任期 2005年8月1日〜2007年7月31日) 素核 坂井 典佑 (東工大院・理工・教授) 北沢 良久 (KEK・素核研・教授) 青木 健一 (金沢大・理・教授) 江口 徹 (東大院・理・教授) 岡 真 (東工大院・理工・教授) 大川 正典 (広大院・理・教授) 物性 三宅 和正 (阪大院・基礎工・教授) 福山 秀敏 (東北大・金材研・教授) 前川 禎通 (東北大・金材研・教授) 倉本 義夫 (東北大院・理・教授) 宇宙 杉山 直 (国立天文台・教授) 高原 文郎 (阪大院・理・教授) ○ 任期制についての議論  最大4名程度までの教授について、任期なしのポストとできる、とし、  公募により採用を行う。手続きについてもルール作りが行われ、承認された。  以降の予定:  運営委員会    2005年5月20日(金)  共同利用委員会  2005年7月 8日(金) J. その他 ○法人化について 激変緩和の措置が取られた法人化元年の平成16年度から、本格的に大学 独自の予算編成を行わなければならない平成17年度を迎えるにあたり、 大学本部から各部局への予算配分の決定が通常に比べ大幅に遅れ、非常 勤研究員等の決定などに大きな支障が生じている。 ○平成18年度概算要求「理論物理学滞在型国際共同研究拠点の形成」 平成17年度に引き続き、申請を行っている。実現に向けて、日本学術会議 への働きかけや関連する活動などを行っている。 ○自己点検・評価および外部評価 2005年度中に実施の予定である(前回は2001年度)。 ○湯川朝永生誕100年 2006年度はこの生誕100年にちなみ、京大としての様々な記念行事を行う。 基研と京大理学部物理学教室とで物理に関するシンポジウムを計画している。 3. 理論懇シンポジウム 2004年度理論懇総会シンポジウム報告 世話人代表:西(新潟大) 経費未確定:次世代天文学シンポジウムの件ですが, 現在集録製作の準備中です。 講演用ファイルやポスターファイルなど web で公開中です。 集録についても近日中に公開予定です。 2005年度理論懇総会シンポジウム案 理論懇シンポジウム 「高エネルギー天体物理学の最前線」 開催時期: 2005年12月25日(日) - 27日(火) 場所:基礎物理学研究所 後援:京都大学21世紀COEプログラム「物理学の多様性と普遍性の 探求拠点」より120万円程度の補助が確定。 内容: 近年、理論、観測の両面から進展の著しい高エネルギー天体物理学 について理解を深め、今後の展開について議論する。具体的には国 内最高レベルの研究者による招待講演を中心に分野横断的な構成を 組むことで、日本国内の研究者間で、高エネルギー天体物理学の現 状と将来に対して高いレベルで認識の共有を目指す。まず今回は素 粒子物理学、原子核物理学、プラズマ物理学の分野の方をも招待し、 これらの分野と高エネルギー天体物理学との接点を探る。さらに理 論研究と関連の深い、ガンマ線、X線、ニュートリノ、最高エネルギ ー宇宙線、更にガンマ線バーストの観測に携わる多くの研究者を招 待し、日本の理論家が一同に集まるこの研究会にて発表、議論に参 加して頂くことで、日本の高エネルギー天体物理学分野の理論、観 測をともに含めた全体の将来戦略についても議論する。 組織委員 SOC 犬塚修一郎(京都大学)、佐藤勝彦(東京大学)、柴田晋平(山形大学)、 柴田大(東大駒場)、高原文郎(大阪大学)、滝沢元和(山形大学)、 戸谷友則(京都大学)、中村卓史(京都大学)、長滝重博(京大基研)、 野尻美保子(京大基研)、初田哲男(東京大学)、藤田裕(国立天文台)、 政井邦昭(東京都立大学)、嶺重慎(京大基研)、向山信治(東京大学)、 森正樹(東大宇宙線研)、山岡均(九州大学)、山田章一(早稲田大学)、 吉田滋(千葉大学) LOC 小玉英雄(京大基研)、佐々木節(京大基研)、長滝重博(京大基研)、 嶺重慎(京大基研) 要望として、集録作成、印刷、発送代の財源を京都大学21世紀COE プログラム「物理学の多様性と普遍性の探求拠点」からの補助に 求めたいため、集録原稿の締め切りを早めに設定する要望がSOCより 出され、承認された。 4. 理論懇名称のアンケート 理論懇の名称変更に関して アンケート案:名称案…  ⇒ Web 投票へ 理論天文学懇談会(変更無し) 宇宙物理学懇談会 理論宇宙物理学懇談会 天体物理学懇談会 理論天体物理学懇談会 理論天文学・宇宙物理学懇談会 その他 5. 会則適用の詳細について 細かな規定について 会費(2000円/年、学生1000円/年) 会員で長期間に渡り海外に在住するものは、 会費の納入を免除する。 期間が会の会計年度と異なる場合もあるので、 免除は滞在一年につき会費一年分、 滞在一年に満たない分は切捨て計算とし、 免除は自己申告とする。 この規定は、2000年1月1日から適用する。 一事務局の任期期間を任期期間に1月1日が含まれる年度の会計年度とする。 なお前年度までの会費をすべて納めている会員が、 五年分の会費を一括納入する場合には会費の半額を免除する。 この規定は 2005年1月1日から適用する。 FAQ: 5年分の一括納入をし、また半額の免除をうけたが、 その期間中、長期間に渡り海外に在住することとなった。 その場合は海外在住に対する免除を申請出来るのか。 また免除額はどのように計算されるのか。 ⇒免除期間中に申し出る(遡り申告は受け付けない) 5年分の一括納入をし、また半額の免除をうけたが、 その期間中会則が変更されたとする。 変更された会則では、**年分の会費を一括納入された場合、 永久会員となり以後の会費は支払わなくてよいということになった。 その場合、自分が永久会員になるためには**年分の会費を 支払わなければならないのか。 ⇒永久会員になる条件を「**年分をまとめて払うことにする」 などにすることによって対応する。 以上